マスターブレス

「来たよ来たよ、かがみん♪」
「また随分と古臭いもの買ったわね・・・」
「いやぁ～、デンライナーそろそろ買わないといけないなぁと思ってね、
一番安いとこ検索して、ついでに何か～って見てたら見つけちゃってねぇ、
値段もセットで1200円だったし、即カートに入れちゃったよ」
「え!? こんなのが1200円もするの？」
「何言ってるかな、かがみん！
当時は各680円だったんだよ！160円もお得だよ！
未開封品だよ！」
「はいはい、でもこれ相当古いアニメのグッズよねぇ？」
「うん、1988年だよ」
「げ！20年前じゃない！私達まだ生まれてないわよ？」
「やだなぁ、ネットで見れるじゃん♪」
「あ、そう・・・」
「でも中の人はバリバリリアルタイムだって」
「そんな情報知りたくもないわっ！
でもよく残ってたわね、そんな古いモノ」
「でしょ？」
「それだけ売れなかったのね」
「ぐ・・・」

「まぁまぁかがみん、とりあえず装着してみそｖ」
「え、これブレスって、腕に付けるんでしょ？」
「私らねんどろいどだもん、無理に決まってるじゃん」
「んな元も子もない・・・ってゆーか、
パッケ開けてないのになんでブレスがあるのよ？」
「中の人が20年前に買った当時モノだって」
「持ってるんじゃない！」
「いやいや、当時買ったのはこの金色の
ゴットマスターブレスだけで、
銀色のヘッドマスターブレスは今回がはじめてなんだって」
「あ、そう・・・」
「ちなみに中の人、当時すでに腕への装着できなかった
らしいよ」
「・・・もういいって」

「ホラホラ、愉しいよぉ～」
「ふふ、こなたが楽しいならよかったじゃない」

「スキありっ、えいっ！」
「だぁっ、やめぇい！」
「ささっ、ブレスとブレスを重ねてマスターフォースｖ」
「あっ、いやぁぁぁ～っ；；」